(もっ・ω・さん)ぶろぐ

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大学入試の背景にある大学数学その1[問]

これは,東京理科大学理工学部の2010年の問題の改題です。

理系の受験生は解いてみて下さい。

実際の問題は,誘導がありましたが,省きました。

解答は少し時間を置いてupします。

 

[問]
(1)0以上の整数 m,nに対し, \displaystyle{ I(m,n)}
 \displaystyle{ I(m,n) = \int_{0}^{1} x^m (1-x)^n dx}で定める.

このとき, \displaystyle{ I(m,n) = \frac{m! n!}{(m+n+1)!}} となることを示せ.

(2) f(x)区間[0,1]で定義された連続関数とする.自然数nに対し,多項式 \displaystyle{ P_n(x)}
 \displaystyle{ P_n(x) = \sum_{k=0}^{n} {}_nC_k f \left( \frac{k}{n} \right) x^k (1-x)^{n-k}}で定める.このとき,
 \displaystyle{ \lim_{n \to \infty} \int_{0}^{1} P_n(x) dx = \int_{0}^{1} f(x) dx}となることを示せ.

 

 

ヒントとしては,(1)は部分積分法,(2)は区分求積法を思い出すことでしょうか。

※早朝は鈴木貫太郎さんのことを意識してるわけじゃないんですけど。